文章がまとまらない、まとまらないっ、などとのたうち回って呻吟とする日々。
なぜだっ、なぜまとまらない。もう書く事は全部決まってて、順序良く並べればいいはずっ、
しかし順序良く並べたはずのものが全くまとまっていないのだ。なぜこんなにもまとまらないのか、なぜ今まで普通にやってた事が急にできなくなっちゃったんだ。なぜ出来ないのかッ!くぉおおおおっ!
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——m-さん、落ち着いて冷静な行動を
えっ、誰だ?
——ここですよ、m-さん
!!!あんたはっ
なっ!あんたはッ、なんであんたがココに?会見は大丈夫なのか!?
——いや、私は枝野現官房長官ではありません、私はエダノです。
エ・・・エダノ・・・?
——そう、私は、m-さんが超自然学的に生み出した、メタファーとしてのエダノなのです。
・・・そうかメタファーか、ようは夢みたいなもんだ、なら安心した。
——そうです、まさに夢のようなもの、しかしまだ安心する状態ではないです、m-さんの精神は予断を許さぬ状況が続いておると認識しております
・・・エダノ、俺の精神は放射能にやられちまったんだろうか。
——いえ、現在の放射線量では、ただちに影響は出ないレベルです
ならどうして・・・
——現在調査中ではありますが、m-さんの精神内で、なんらかの爆発的事象によって、精神の建屋が破壊された恐れがあります
精神の建屋ってなんだそれ、爆発しちゃってもいいものなの?
——建屋は破壊されましたが、精神の格納容器は健全性を保たれてると認識しております。
そうか、なら俺の中の原子炉はまだ生きているということか
——いえ、死んでますよ
えっ
——m-さん、あなたの精神の圧力容器内の水位が減少しまして、心の燃料棒が露出した状態が続き、一部溶融したおそれがあるのです
ええっ、心がメルトダウンしちゃったの?
——いえ、その後圧力容器内へ大人のキリンレモンを注入し続けることによって、水位が上昇して安定しました。
さすが大人のキリンレモン!飲んでてよかった!
——しかし燃料棒は一部溶融しました。これは揺るぎ無い事実なのです。精神の炉心にある燃料棒はいわば自我そのものです。これが部分的ではありますが溶融してしまったのです
自我が、溶融してしまっただと・・・、それじゃ俺の今の、この、自我というものは、溶融する前のものとは全く違うということなのか?
——いいえ、m-さんの自我がまったく別のものになった、ということはありません、あくまで、自我の一部が部分的に溶融した状態にある、ということです、以前のm-さんの自我と、ほとんど同じものですが、一部整合性の取れない所が出てきているのです。
なるほど、文章がまとまらない、とかも、そのせいなのか?
——詳しくは調査しなければわかりませんが、現在の原子炉の状況が影響を及ぼしているのは間違いないでしょう。
そうか・・・部分的に溶融した自我を元に戻すことはできるのだろうか・・・
——一度溶融したものは元に戻ることはありません。むしろこのまま冷却を進めて原子炉が安全になったとしてもいずれこの原子炉は廃炉にせざるを得ないという事が、m-さんにとっては非常に問題となってくるでしょう
廃炉って・・・心が無くなっちゃうということか
——そうなります。いっそ廃炉にしてしまうか、それとも溶融した部分とうまく折り合いをつけて、今後も炉を稼働させていくのかは、m-さん自身が決めることです
夢なら覚めてくれ・・・・
そう思いながら寝ることにしよう。
明日はエイプリルフールなんだから。